事例 01
系統用蓄電池の市場運用プラットフォーム
アグリゲーションコーディネーター(AC)が系統用蓄電池を電力市場で運用するための業務システム(ACシステム)です。JEPXと需給調整市場の入札業務から、現場の充放電運用までを一つのプラットフォームでつなぎます。
- 役割
- バックエンドおよび分析ロジックの設計・開発
- 主な技術
- Python
- · Django
- · PostgreSQL
- · REST API
- · Docker
- · AWS
- · EMS・PCS・BMS連携とテレメトリ処理
- 電力市場
- ACシステム
- EMS
- PCS・BMS
背景
系統用蓄電池を市場で運用するには、JEPXのスポット市場・時間前市場と需給調整市場それぞれの取引ルールに沿って入札し、約定結果を現場の充放電計画に反映する必要があります。市場側の業務と、EMSを介したPCS・BMSの制御やテレメトリという設備側の業務は、扱う時間軸も担当者も異なります。両者を分断なくつなぐ業務基盤が求められていました。
アプローチ
市場ルールと運用制約を読み解き、入札提案、約定結果の確認、充放電計画、実績レポートといった機能ごとにバックエンドと分析ロジックを実装しました。充電状態や出力上限、稼働可否といった制約は、画面上の注記ではなくデータモデルとロジックの前提として組み込んでいます。運用チームと市場チームの双方が同じ情報を参照できるよう、画面は日英両言語で構成しました。
担当範囲
- 運用ダッシュボード
- JEPX・需給調整市場向けの入札提案と意思決定支援
- JEPX・需給調整市場の約定結果レビュー
- 充放電計画の作成・確認画面
- 実績レポート
- 日英両言語対応のユーザーインターフェース
成果
市場への入札から現場の充放電運用までを、一つのプラットフォーム上で追跡できる体制を整えました。入札の根拠、約定結果、実際の運用実績を同じ画面構成の中で確認できるため、運用担当者と市場担当者が前提を揃えて議論しやすくなっています。